2月9日(日)愛宕坂茶道美術館茶室「尚庵」にて初釜が行われました。
定期総会後に行われたもので、総会に参加してくださった会員の方限定でお席に入れます。この日だけは無料で入席できます。
席主は令和2・3年度の役員改選で選出された遠州流の遠藤宗修先生が務められました。
床の軸は大徳寺孤篷庵のご住職の筆で「松樹千歳色」大変おめでたい一行でした。香合は赤絵で中央に「魁」の文字があり2月さきがけた咲く梅を意識しての取り合わせでした。
お花は結び柳に白玉椿、さんしゅうゆ
お棚は下段に精巧な欄干がついており、上段菱型、中段団扇型ですっきりとして素敵でした。また水指も同色でシックに合わせた高取味楽の作。茶碗は俵で60年前に焼かれたものとか。片側に「神」もう片側に「子」の文字が書かれていました。薄器は吹雪で菊桐蒔絵、茶杓はお家元様作のものでした。お菓子はとても美しく美味しかったです。丸岡家製でした。