「新緑の茶会」様子

4月21日(日)福井市愛宕坂茶道美術館茶室「尚庵」において「新緑の茶会」が開催されました。待合には良い香りのお香が焚き染められ、お軸もそれにちなんだ良い香の文章でした。香煎は桜茶でした。

本席の軸はお家元の書かれた色紙でした。花が八角蓮と言う大きな葉っぱのお花で新緑を感じる一番のご馳走でした。お棚は柄杓の掛かる珍しいお棚で、炉縁は黒柿でした。

お菓子はあやめで飛島製、棗が長棗、あやめが蒔絵されていました。蓋を開けると立ち上がりに咲いたあやめが描かれており素敵でした。茶杓も縞模様になった煤竹で大変珍しいものでした。取り合わせた新緑にふさわしく清々しいお席でした。