「夜桜の茶会」様子

4月6日(土)の夕方から恒例の「夜桜の茶会」が開催されました。足羽川から愛宕坂を上り足羽神社へのお花見コースは満開の桜を愛でる人でいっぱいでした。今年は運よく開花に合う開催日となり、にぎやかに始まりました。

玄関先のスペースには干支のお人形が飾られ、出迎えてくれました。

待合では和紙で作った桜の花を、お客さんが桜の枝に掛けて満開にする趣向で、最後の席だった私たちは満開を完成させた感じでした。今回のテーマは「山笑う。花笑う。福来る。」でした。床の色紙「福」に迎えられ、花は梶いちご、立金花が入れられていました。点前座は山雲棚に色絵の膳所焼の水指を合わせすっきりとした取り合わせでした。

お菓子は大野市の美濃喜製、銘は「桜前線」でした。大野のお菓子は珍しく、またお水も大野の名水を用意してくださり、隅々まで気を遣った楽しいお席でした。主茶碗は当代松平家当主松平宗紀様お手作りの「霞」、連客の茶碗はそれぞれの桜達。棗は「楽しみは・・・時」の橘曙覧の句にちなみ文字が蒔絵されており、この場所にぴったりの棗でした。楽しいひと時を福井青年部の皆様ありがとうございました。