11月5日(日)福井市愛宕坂茶道美術館茶室「尚庵」にて茶道友の会主催の茶会が行われました。
前日の雨がうそのように晴れ渡り、清々しい晩秋の一日となりました。
茶会のテーマは開炉、今月から待ちに待った炉が開かれました。
担当は裏千家 吉川宗直先生。伝統を重んじた中にお洒落な取り合わせが印象的でした。
待合の軸は裏千家十四代淡々斎宗匠の画賛「時々勤払拭」
本席お軸も淡々斎宗匠「佳松」、香合は隅田川、これで弾きを表現、花入れは備前(いんべ)花は初嵐椿にハナミズキの照葉、初嵐は親子でありながら赤と白の蕾がついたそうです。
点前座は寿棚に菊桐の絵付け水指(真葛)、茶器は阿古陀形
お茶碗は古萩、お茶杓は鵬雲斎大宗匠の銘が「はじめ」でした。お菓子はこの季節ならではの猪の子餅でした。