9月17日(日)福井市愛宕坂茶道美術館茶室において、秋彼岸の茶会が開催されました。お席の担当は福井千流会の三田村圭智先生。近づく台風とにらめっこしながら、どうにか無事終えることができました。
テーマは秋彼岸。仏教行事でもある彼岸会にちなみ、待合から経典が書かれた切を張ったお軸、本席中も永平寺を詠んだ詩が書かれた書。今が旬の健やかな秋海棠の花が生けられ、落ち着いた雰囲気で美味しい一服をいただきました。
永平寺の四季を詠んだ詩のお軸。香合は小さな鈴。鈴虫が2匹蒔絵してありました。リンリン・・・と聞こえて来そうでした。お花は秋海棠。花入れは籠で唐物でしょうか。
お菓子は、こぼれ萩 やわらかな練きりでとてもおいしくいただきました。
お茶碗も唐津の太郎衛門窯が主茶碗、替茶碗に越前焼、木村好博氏の油滴天目。
どれも詫びていて落ち着いた雰囲気でした。